“大本教”の読み方と例文
読み方割合
おおもときょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大本教おおもときょうは二、三年前大地震を予言して幾分我々を不安におとしいれたが、地震に対する防備に着手させるだけの力はなかった。
地異印象記 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
大本教おおもときょうが盛りだした時以上に天理教流行の時があった。一体下町で、いつも景気のよい宗旨は日蓮宗だが、時々新らしい迷信が捲起まきおこることがある。
その城跡に、大本教おおもときょうの豪壮な本部があったのだ。不敬罪に問われ、ダイナマイトで爆破された直後であった。僕達は、それを見物にでかけたのである。
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)