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大本教
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おおもときょう
ふりがな文庫
“
大本教
(
おおもときょう
)” の例文
大本教
(
おおもときょう
)
は二、三年前大地震を予言して幾分我々を不安に
陥
(
おとしい
)
れたが、地震に対する防備に着手させるだけの力はなかった。
地異印象記
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
大本教
(
おおもときょう
)
が盛りだした時以上に天理教流行の時があった。一体下町で、いつも景気のよい宗旨は日蓮宗だが、時々新らしい迷信が
捲起
(
まきおこ
)
ることがある。
旧聞日本橋:10 勝川花菊の一生
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その城跡に、
大本教
(
おおもときょう
)
の豪壮な本部があったのだ。不敬罪に問われ、ダイナマイトで爆破された直後であった。僕達は、それを見物にでかけたのである。
日本文化私観
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
その事極めて米国を怖るる昨今
大本教
(
おおもときょう
)
が頭を上げたと似て居るぞよ。怖れて騒ぐばかりでは何にもならぬぞよ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
きょうも、——きょうは
生憎
(
あいにく
)
あの時のように誰もその才能を発揮しない。が、
大本教
(
おおもときょう
)
の
神主
(
かんぬし
)
が一人、彼自身の子供らしい
白
(
しら
)
っ
子
(
こ
)
を
肩車
(
かたぐるま
)
にしていたのは
今日
(
こんにち
)
思い出しても奇観である。
文章
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
まったく、
大本教
(
おおもときょう
)
のお
筆先
(
ふでさき
)
に引っかかったみてえで……それから亜米利加へ着くまで二週間ばかりの間、六の親父とあっしと二人で上甲板の病室に入れられてウンウン云っておりました。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
女性によって開拓された宗教——
売僧俗僧
(
まいすぞくそう
)
の多くが仮面をかぶりきれなかった時において、女流に一派の始祖を出したのは、天理教といわず
大本教
(
おおもときょう
)
といわず、いずれにしても異なる事であった。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“大本教(
大本
)”の解説
大本(おおもと/おほもと)は、出口なおとその娘婿出口王仁三郎が興した神道系新宗教。「大本教」と呼ばれる事が多いが、正式名称には「教」がつかない。
戦後の1956年(昭和31年)に教派神道連合会に加盟している。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“大本教”で始まる語句
大本教事件