“肩車”の読み方と例文
読み方割合
かたぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎夕私は、父の肩車かたぐるまに乗せられて父の頭に抱きついて銭湯の暖簾のれんをくぐった。床屋とこやに行くときも父が必ず、私をつれて行ってくれた。
どの工場も、窓ガラスがれているので、そこからのぞきこめばよかった。破れ穴が高いときには少年の一人が他の少年に肩車かたぐるますればよかった。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
高い高い肩車かたぐるまをこしらえて、とうのようになり、それがあっちからもこっちからも集って、とうとう小猿の林のようなものができてしまいました。
さるのこしかけ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)