“かたぐるま”の漢字の書き方と例文
語句割合
肩車100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君は相変らずうまそうに食うね。——奥さんこの岡本君が今よりもっと食って、もっと肥ってた時分、西洋人の肩車かたぐるまへ乗った話をお聞きですか」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『ほー、可愛かあいらしい少年せうねんだ、サアわたくしあたまつた/\。』と肩車かたぐるませて、ズン/\とさきはしした。
不斷ふだんは、あまり評判ひやうばんのよくないやつで、肩車かたぐるま二十疋にじつぴき三十疋さんじつぴき狼立おほかみだち突立つツたつて、それが火柱ひばしらるの、三聲みこゑつゞけて、きち/\となくとたゝるの、みちるとわるいのとふ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)