唐桟(とうざん、とうさん)は、綿織物の一種。細手の綿糸を用いた平織で、細かな縦縞模様が特徴の一つとされる。
もともと「唐桟」という語は、江戸時代に桟留縞(さんとめじま)と呼ばれる綿織物のうち輸入品を特に区別して用いられたもので、「唐桟留」を略したものである。のちにはこれに倣って日本国内で生産された上質品も「唐桟」と称するようになった。こうした経緯により、現代では「唐桟」は「桟留縞」の別称となっている。本項では、「桟留縞」やそれに類する名で呼ばれた織物も含めて解説する。
(出典:Wikipedia)