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八口
ふりがな文庫
“八口”の読み方と例文
読み方
割合
やつくち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やつくち
(逆引き)
大概は
栗虫
(
くりむし
)
のように太りかえって、其の上着物に
八口
(
やつくち
)
がありませんから、帯が尻の先へ止ってヒョコ/\して、随分形の悪いものであります。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
袖口
(
そでくち
)
、
八口
(
やつくち
)
、
裳
(
もすそ
)
を
溢
(
こぼ
)
れて、ちらちらと燃ゆる
友染
(
ゆうぜん
)
の花の
紅
(
くれない
)
にも、絶えず、
一叢
(
ひとむら
)
の薄雲がかかって、
淑
(
つつ
)
ましげに、その美を擁護するかのごとくである。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
空
(
あ
)
いている左手を
鬢
(
びん
)
へ持って行き、女のくせで、こぼれている毛筋を、
掻
(
か
)
きあげるようにいたしましたが、
八口
(
やつくち
)
や袖口から、紅色がチラチラこぼれて、男の心持を
怪しの者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
八口(やつくち)の例文をもっと
(11作品)
見る
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
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