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周旋屋
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しうせんや
ふりがな文庫
“
周旋屋
(
しうせんや
)” の例文
道子
(
みちこ
)
は
小岩
(
こいは
)
の
色町
(
いろまち
)
へ
身売
(
みうり
)
をした
時
(
とき
)
の
年季
(
ねんき
)
と、
電話
(
でんわ
)
の
周旋屋
(
しうせんや
)
と一
緒
(
しよ
)
に
暮
(
くら
)
した
月日
(
つきひ
)
とを
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
に
数
(
かぞ
)
へ
返
(
かへ
)
しながら
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
先づそれを承知して貰つて、それからわつしの商賣は夜店商人といふことにしてゐたが、ありや内職、本職はこの中の女の
周旋屋
(
しうせんや
)
で、それでおまんまを喰つてる男なんだ。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
こゝも
生活
(
くらし
)
には
困
(
こま
)
つてゐたので、
母
(
はゝ
)
の
食料
(
しよくれう
)
をかせぐため、
丁度
(
ちやうど
)
十八になつてゐたのを
幸
(
さいは
)
ひ、
周旋屋
(
しうせんや
)
の
世話
(
せわ
)
で、その
頃
(
ころ
)
新
(
あらた
)
にできた
小岩
(
こいは
)
の
売笑窟
(
ばいせうくつ
)
へ
身売
(
みう
)
りをしたのである。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
その
頃
(
ころ
)
半年
(
はんとし
)
あまり
足繁
(
あししげ
)
く
通
(
かよ
)
つてくるお
客
(
きやく
)
の
中
(
なか
)
で、
電話
(
でんわ
)
の
周旋屋
(
しうせんや
)
をしてゐる
田中
(
たなか
)
と
云
(
い
)
ふ
男
(
をとこ
)
が、
行末
(
ゆくすゑ
)
は
表向
(
おもてむ
)
き
正妻
(
せいさい
)
にすると
云
(
い
)
ふはなしに、
初
(
はじ
)
めはその
男
(
をとこ
)
のアパートに
行
(
ゆ
)
き
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
“周旋屋”の意味
《名詞》
周旋屋(しゅうせんや)
周旋する人、または家。当事者同士の間に立ち、売買や雇用の話がまとまるよう取り計らう人、または家。
(出典:Wiktionary)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
旋
常用漢字
中学
部首:⽅
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“周旋”で始まる語句
周旋
周旋口
周旋婆
周旋料
周旋業
周旋者
周旋老媼