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名指
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なざし
ふりがな文庫
“
名指
(
なざし
)” の例文
立三味線は勝三郎、脇勝秀、
立唄
(
たてうた
)
は
坂田仙八
(
さかたせんぱち
)
、脇勝久で、皆稲葉家の
名指
(
なざし
)
であった。仙八は
亡人
(
なきひと
)
で、今の勝五郎、前名勝四郎の父である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
遊びというものが面白くないとも思っていませんから、ふらり内弟子のものと共に品川へ参り、
名指
(
なざし
)
で
登楼
(
あが
)
って見ますと、成程なか/\の全盛でげす。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
名指
(
なざし
)
にせしが此度も又
大膳
(
だいぜん
)
に
對面
(
たいめん
)
なさんか
否々
(
いや/\
)
若し山内伊賀亮が
側
(
わき
)
より聞て
悟
(
さと
)
らば一大事なり
然
(
さら
)
ば此度は伊賀亮を
名指
(
なざし
)
にて
渠
(
かれ
)
に對面して
欺
(
あざむ
)
き
課
(
おほ
)
せん者をと
工夫
(
くふう
)
を
凝
(
こら
)
し
頓
(
やが
)
て八山の
旅館
(
りよくわん
)
に到り案内を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
とある
軒下
(
のきした
)
に
辿
(
たど
)
り着いたのが
名指
(
なざし
)
の香取屋。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
婆「あれさ力持じゃアございません、本当に小増さんをお
名指
(
なざし
)
は
苛
(
ひど
)
いじゃアございませんか」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
唯
(
と
)
ある
軒下
(
のきした
)
に
辿
(
たど
)
り
着
(
つ
)
いたのが
名指
(
なざし
)
の
香取屋
(
かとりや
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
新「お初会の
名指
(
なざし
)
です」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“名”で始まる語句
名
名残
名代
名告
名前
名誉
名人
名聞
名高
名題