口輕くちがる)” の例文
新字:口軽
縁側えんがはきてひらき、「いざ御覽ごらんあそばさるべし」とつかふ。「一寸ちよいと其中そのなかはひつてよ」と口輕くちがるまをされければ、をとこハツといひて何心なにごころなくかごはひる。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まがかどでひよつとときそれが口輕くちがる女房にようばうであれば二三すごしては
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)