参考さんこう)” の例文
旧字:參考
またわたくし申上もうしあげることにどんな誤謬あやまちがあるかもはかりかねますので、そこはくれぐれもただ一つの参考さんこうにとどめていただきたいのでございます。
それで何かのご参考さんこうになればまことにしあわせです。さて考えてみますとありがたいはなしでございます。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
東京とうきょうから、お役人やくにん先生せんせいがたがやっていらして、托児所たくじしょをごらんなさるというのだ。教育上きょういくじょうのご参考さんこうに、なさるのだろう。もうじき、えるだろうから、失礼しつれいのないように、らせにきたのだ。
托児所のある村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたくしいまここでその全部ぜんぶをおもらしするわけにもまいりませんが、せめて現世げんせかた多少たしょう参考さんこうになりそうなところだけは、るべくれなくおつたえしたいとぞんじます。
したがってその全部ぜんぶ公開こうかいすることは到底とうてい不可能ふかのうで、わたくしとしては、ただそのなかから、心霊的しんれいてき参考さんこうになりそうな個所かしょだけを、るべく秩序ちつじょててひろしてたにぎません。