“卷揚(まきあ)” の例文
新字:巻揚
今(いま)しも船首甲板(せんしゆかんぱん)に於(お)ける一等運轉手(チーフメート)の指揮(しき)の下(した)に、はや一團(だん)の水夫等(すいふら)は捲揚機(ウインチ)の周圍(しゆうゐ)に走(は)せ集(あつま)つて、次(つぎ)の一令(れい)と共(とも)に錨鎖(べうさ)を卷揚(まきあ)げん身構(みがまへ)。
今(いま)や其(その)二本(にほん)の烟筒(えんとう)から盛(さか)んに黒煙(こくえん)を吐(は)いて居(を)るのは既(すで)に出港(しゆつかう)の時刻(じこく)に達(たつ)したのであらう、見(み)る/\船首(せんしゆ)の錨(いかり)は卷揚(まきあ)げられて、徐々(じよ/\)として進航(しんかう)を始(はじ)めた。