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即非
ふりがな文庫
“即非”の読み方と例文
読み方
割合
そくひ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そくひ
(逆引き)
松
(
まつ
)
の
幹
(
みき
)
の
染
(
そ
)
めた
樣
(
やう
)
に
赤
(
あか
)
いのが、
日
(
ひ
)
を
照
(
て
)
り
返
(
かへ
)
して
幾本
(
いくほん
)
となく
並
(
なら
)
ぶ
風情
(
ふぜい
)
を
樂
(
たの
)
しんだ。ある
時
(
とき
)
は
大悲閣
(
だいひかく
)
へ
登
(
のぼ
)
つて、
即非
(
そくひ
)
の
額
(
がく
)
の
下
(
した
)
に
仰向
(
あふむ
)
きながら、
谷底
(
たにそこ
)
の
流
(
ながれ
)
を
下
(
くだ
)
る
櫓
(
ろ
)
の
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
松の幹の染めたように赤いのが、日を照り返して幾本となく並ぶ
風情
(
ふぜい
)
を楽しんだ。ある時は
大悲閣
(
だいひかく
)
へ登って、
即非
(
そくひ
)
の額の下に
仰向
(
あおむ
)
きながら、谷底の流を
下
(
くだ
)
る
櫓
(
ろ
)
の音を聞いた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
余は書においては
皆無鑒識
(
かいむかんしき
)
のない男だが、平生から、
黄檗
(
おうばく
)
の
高泉和尚
(
こうせんおしょう
)
の
筆致
(
ひっち
)
を愛している。
隠元
(
いんげん
)
も
即非
(
そくひ
)
も
木庵
(
もくあん
)
もそれぞれに面白味はあるが、
高泉
(
こうせん
)
の字が一番
蒼勁
(
そうけい
)
でしかも
雅馴
(
がじゅん
)
である。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
即非(そくひ)の例文をもっと
(3作品)
見る
“即非(即非如一)”の解説
即非如一(そくひ にょいつ、万暦44年5月14日(1616年6月27日)- 寛文11年5月20日(1671年6月26日))は、江戸時代前期中国の明から渡来した臨済宗黄檗派(黄檗宗)の僧。俗姓は林氏。字は即非。福建省福州府福清県の出身。
(出典:Wikipedia)
即
常用漢字
中学
部首:⼙
7画
非
常用漢字
小5
部首:⾮
8画
“即非”の関連語
如一
“即”で始まる語句
即
即座
即刻
即死
即日
即位
即興
即時
即席
即効紙