勝利しょうり)” の例文
小学生は学校で、先生から「ペテロというえらい人が、むかし、たいへんりっぱなはたらきをして、みかたに大勝利しょうりをもたらした」
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
星野ほしのの一げきは、アールクラブの勝利しょうり決定的けっていてきにした。九番打者の氏原うじはらが、右翼うよくに大飛球ひきゅうをあげ、それがぎせい打になって、岩田いわたがホームインしたからである。
星野くんの二塁打 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
ですから、この古いりっぱなお城のおかげで、これまでのところは、いつも勝利しょうりをおさめることができました。
いつしかおつ軍勢ぐんぜい国境こっきょうえてわがくにかえり、とうとうこの戦争せんそうは、こう勝利しょうりしてしまいました。
酒倉 (新字新仮名) / 小川未明(著)
九分九厘くぶくりんまでいくさにきまったものを、もりかえして味方みかた勝利しょうりにしました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
『ジョリクールの家来』『大将たいしょうの死』『正義せいぎ勝利しょうり』『下剤げざいをかけた病人』、そのほか三、四しゅ芝居しばいをやってしまえば、もうおしまいであった。それで一座いちざの役者のげい種切たねぎれであった。
みかたの勝利しょうりが、ペテロのおかげであったということが村に知れると、村では、大さわぎがはじまりました。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
最後さいご勝利しょうりるまでは、たたかわなければならぬということを、よくっているからでした。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、その結果けっか、ぼくらのチームが勝利しょうりたのではないか……。
星野くんの二塁打 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)