“種切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たねぎ66.7%
たねぎれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粉煙草もお小遣も、お上の御用までが種切たねぎれになつて、二三日張合もなく生き伸びてゐる心持の平次だつたのです。
『ジョリクールの家来』『大将たいしょうの死』『正義せいぎ勝利しょうり』『下剤げざいをかけた病人』、そのほか三、四しゅ芝居しばいをやってしまえば、もうおしまいであった。それで一座いちざの役者のげい種切たねぎれであった。
「大變が種切たねぎれなんで、近頃は朝湯に晝湯に留湯だ。一日に三度づつ入ると、少しフヤけるやうな心持だね、親分」