種切たねぎ)” の例文
粉煙草もお小遣も、お上の御用までが種切たねぎれになつて、二三日張合もなく生き伸びてゐる心持の平次だつたのです。
『ジョリクールの家来』『大将たいしょうの死』『正義せいぎ勝利しょうり』『下剤げざいをかけた病人』、そのほか三、四しゅ芝居しばいをやってしまえば、もうおしまいであった。それで一座いちざの役者のげい種切たねぎれであった。