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勇躍
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ゆうやく
ふりがな文庫
“
勇躍
(
ゆうやく
)” の例文
私は兵士のように身を
挺
(
てい
)
して、怪青年の背後に追いすがった。右の
肘
(
ひじ
)
をウンと伸すと、運よく彼の肩口に手が触れた。
勇躍
(
ゆうやく
)
。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
けれど、数日、井伊谷に滞在していた佐々成政が、やがて
勇躍
(
ゆうやく
)
して、自領の
越中
(
えっちゅう
)
富山
(
とやま
)
の城へ帰ったことは事実である。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
私
(
わたくし
)
が
參
(
まい
)
ります。』と
例
(
れい
)
の
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
勇躍
(
ゆうやく
)
して
進
(
すゝ
)
み
出
(
で
)
た。
大佐
(
たいさ
)
眼
(
まなこ
)
を
定
(
さだ
)
めて
眤
(
じつ
)
と
兵曹
(
へいそう
)
の
顏
(
かほ
)
を
眺
(
なが
)
め
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ところがその中尉はもうすっかり戦闘熱にうかされて、彼の頭は
旋風
(
つむじかぜ
)
のように混乱してしまい、眼の前に
*10
スヴォロフ将軍の姿でもチラつくように
勇躍
(
ゆうやく
)
して、
巧名手柄
(
こうみょうてがら
)
に向って突進するのだ。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
彼は教授の
留
(
と
)
めるのも聞かず、
勇躍
(
ゆうやく
)
飛んで出ると、スイッチを
真暗
(
まっくら
)
の中に
探
(
さぐ
)
ってパッと
灯
(
ひ
)
をつけた。たちまち
室内
(
しつない
)
は昼を
欺
(
あざむ
)
くように
煌々
(
こうこう
)
たる光にみちた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
秀吉は、
勇躍
(
ゆうやく
)
して
退
(
さが
)
った。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今や元気と常識とを取り戻した彼は、
勇躍
(
ゆうやく
)
して、その
仕事
(
ビジネス
)
についた。また新たに、生きている
張合
(
はりあ
)
いといったものが感じはじめられた。彼は、ふしぎに自分の体が、軽くなったように思った。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
竹童は
勇躍
(
ゆうやく
)
して
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は
勇躍
(
ゆうやく
)
して、化粧室の扉を押した。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“勇躍”の意味
《名詞》
勇躍(ゆうやく)
勇んで躍りあがること。
《動詞》
勇んで躍りあがる。
《形容動詞》
勇んで躍りあがるさま。
(出典:Wiktionary)
勇
常用漢字
小4
部首:⼒
9画
躍
常用漢字
中学
部首:⾜
21画
“勇躍”で始まる語句
勇躍抃舞