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助力
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たすけ
ふりがな文庫
“
助力
(
たすけ
)” の例文
が、馬越は自分の
身體
(
からだ
)
も
靈魂
(
たましひ
)
も、人の
助力
(
たすけ
)
を乞はないでは、一人立ちで生きて行く力のないことを思つて、さながら一種の乞食のやうな氣がした。
仮面
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
此方が此通りつまらぬ
活計
(
くらし
)
をして居れば、お前の縁にすがつて聟の
助力
(
たすけ
)
を受けもするかと他人樣の
處思
(
おもはく
)
が口惜しく、痩せ我慢では無けれど交際だけは御身分相應に盡して
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
空手
(
くうしゅ
)
で、
他人
(
ひと
)
の
助力
(
たすけ
)
をかりずに働かなければならないものには、それほど手固い用意も必用だったであろうが、その場合の祖母の意見は、もうここまで来たという祖父の気のゆるみを
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
母は
狂気
(
きちがい
)
のようになって、
助力
(
たすけ
)
を呼びながら、岸伝いに追馳けて行く。岸には大勢の人が測量をしていたのだけれど、唯あれあれと言うだけで、誰一人助けに行く者がない。行かないんじゃない。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
此方
(
こちら
)
が
此通
(
このとほ
)
りつまらぬ
活計
(
くらし
)
をして
居
(
ゐ
)
れば、
御前
(
おまへ
)
の
縁
(
ゑん
)
にすがつて
聟
(
むこ
)
の
助力
(
たすけ
)
を
受
(
う
)
けもするかと
他人樣
(
ひとさま
)
の
處思
(
おもはく
)
が
口惜
(
くちを
)
しく、
痩
(
や
)
せ
我慢
(
がまん
)
では
無
(
な
)
けれど
交際
(
つきあひ
)
だけは
御身分
(
ごみぶん
)
相應
(
さうおう
)
に
盡
(
つく
)
して
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
大威張に
出這入
(
ではいり
)
しても差つかへは無けれど、
彼方
(
あちら
)
が立派にやつてゐるに、此方がこの通りつまらぬ
活計
(
くらし
)
をしてゐれば、御前の縁にすがつて
聟
(
むこ
)
の
助力
(
たすけ
)
を受けもするかと
他人様
(
ひとさま
)
の
処思
(
おもはく
)
が
口惜
(
くちを
)
しく
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“助力”の意味
《名詞》
助 力(じょりょく)
他人の仕事や活動に力を添えること。
(出典:Wiktionary)
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“助”で始まる語句
助
助太刀
助言
助手
助郷
助六
助役
助勢
助長
助広