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則
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のり
ふりがな文庫
“
則
(
のり
)” の例文
斯ういう次第ですから、俊一君の立場には充分同情の余地があります。その兄さんの理解があると思って、双方安心の余りつい
稍〻
(
やや
)
則
(
のり
)
を
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
○
今人
(
こんじん
)
は今人のみ、古人の
則
(
のり
)
に従ふを要せずと。
尤
(
もつと
)
もの事なり。
後人
(
こうじん
)
亦
(
また
)
斯
(
か
)
く言はんか、それも尤もの事なり。
青眼白頭
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
学者でもあるし茶人でもあるし、伊賀流の
忍
(
しのび
)
もよくするし、侠気もあれば気概もあったが、放浪性に富んでいて、物に飽き易くて辛抱がなくて、
則
(
のり
)
に附くことが出来なかった。
血ぬられた懐刀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
孔子の所謂る其の心に順ひて其の
則
(
のり
)
を越えざる
底
(
てい
)
のものならざるべからず。
美的生活を論ず
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
軽暖を着て安宅に
居
(
お
)
るを好むは人の性情なり。天理に従いてこの情欲を慰むるに、なんぞこれを不徳と言うべけんや。積んでよく散じ、散じて
則
(
のり
)
を
踰
(
こ
)
えざる者は、人間の美事と称すべきなり。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
𢌞轉する
金色
(
こんじき
)
の天體は、宇宙の
則
(
のり
)
に從ふなり。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
礼法、
則
(
のり
)
に
背
(
そむ
)
きしなど
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「手紙に書いては悪いと思ったんです。お親しい間柄でも
則
(
のり
)
を越えたくありません」
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
終
(
つひ
)
に天上の
則
(
のり
)
に從つて生く。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“則”の意味
《名詞》
(ソク、のり)きまり。規則。
(のり)模範。手本。
(のり)道理。道徳。
(のり)方式。やり方。
(出典:Wiktionary)
則
常用漢字
小5
部首:⼑
9画
“則”を含む語句
規則
法則
規則正
正則
則祐
定則
方則
寺島宗則
一則
原則
不規則
則村
則天武后
神吉長則
常則
宗則
則房
程順則
光則翁
是則
...