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処刑
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おしおき
ふりがな文庫
“
処刑
(
おしおき
)” の例文
旧字:
處刑
この上のお願いには親分さん、この私に親の敵を討たせ、重なる罪の
処刑
(
おしおき
)
を、立派に受けさせて下さいませんか、お願いでございます
銭形平次捕物控:082 お局お六
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「だがね、親分。
処刑
(
おしおき
)
の話ばかりしていると、あの佐七が怒りましたよ。——人の手錠を眺めながら、そんな話をするのは殺生だって」
銭形平次捕物控:044 お民の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「宗次郎さん、私は縛られて行きます。
処刑
(
おしおき
)
に上ったら、線香の一本も上げて下さい、——そして、お秋と仲よく暮して下さい」
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
わたしは
処刑
(
おしおき
)
になるだろうが、その代り私の首が
梟
(
さら
)
される頃は、お静を始め七人の花嫁は、島原か長崎へ叩き売られているよ
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
わたしは
処刑
(
おしおき
)
になるだろうが、その代り私の首が
梟
(
さら
)
される頃は、お静を始め七人の花嫁は、島原か長崎へ叩き売られているよ
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「お嬢様、——私は
処刑
(
おしおき
)
になっても本望ですが、——たった一と言、やさしい言葉をかけて下さい、——お嬢様、お願い」
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
処刑
(
おしおき
)
に上がる前に、所名前が知れるが、——そうすると、初代勘兵衛が江戸に居た事になる。構わないだろうか、師匠」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
三十六年前鈴ヶ森の
処刑
(
おしおき
)
を見た人たちは、怖いことばかり申して、切支丹の疑いが掛っては助かりようはないと——
銭形平次捕物控:135 火の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
小三郎のお
白洲
(
しらす
)
の神妙さや、口書きも無事に済んで、
処刑
(
おしおき
)
を待っているという話を聴いているだけのことでした。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
定吉の性質や、お駒との関係も知っているので、お仙は何もかも読み尽して、哀れな子を
処刑
(
おしおき
)
にされるよりはと、女心の浅はかな親子心中をしたのだろう。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
人の物でも盗ろうというほどの量見なら、一度は
処刑
(
おしおき
)
になって、地獄へ真っ逆様に落込む覚悟をするがいい。
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
害
(
あや
)
めると、今度はお
上
(
かみ
)
の厄介になる——悪者が捕まっても、その
処刑
(
おしおき
)
はお上に任せることにしてはどうだろう
銭形平次捕物控:056 地獄から来た男
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「——その成瀬屋総右衛門の家へ、二年前に
処刑
(
おしおき
)
になった蝙蝠冠兵衛が
祟
(
たた
)
るんだから変じゃありませんか」
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「どうぞ、私を縛って、文七は許してやって下さいまし。私は
処刑
(
おしおき
)
になっても、少しも
怨
(
うら
)
みがましい事は申しません。みんな私の馬鹿がしたことでございます」
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
笹野新三郎も躍起となりますが、
処刑
(
おしおき
)
を覚悟で口を
緘
(
つぐ
)
んでいるのは、全くどうしようもなかったのでした。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
切支丹の周助はそれを承知するはずはない、——
父娘
(
おやこ
)
揃って
処刑
(
おしおき
)
にもなる覚悟で、妾奉公にやるなら、娘に本当の事を打明け、親娘名乗をして引取ると言い出した
銭形平次捕物控:095 南蛮仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
江戸の武家町人を
鏖殺
(
みなごろし
)
にしないまでも江戸中の大騒ぎを起させる
目論見
(
もくろみ
)
のところ、丸橋忠弥の召捕から一味ことごとく
処刑
(
おしおき
)
になって、毒薬はお上の手に召上げられ
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ところでお美乃さん、もう聴いているだろうが、
処刑
(
おしおき
)
は明後日の
正午
(
しょううま
)
の
刻
(
こく
)
だ。正直のところ、それまでに、小三郎を助ける見込みが立つかどうか、俺にも判らない。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
娘まで
処刑
(
おしおき
)
になっては可哀想だと思い込んでいたのだ、——閑斎はそれをつけ目に十七年の長い間周助を脅かし続けた、が、もう
強請
(
ゆす
)
ろうにも絞り尽してしまって
銭形平次捕物控:095 南蛮仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鬼のようなお皆を殺して、
処刑
(
おしおき
)
に上っちゃ間尺に合いません。ただもう
免
(
まぬか
)
れるだけは免れたいと思いました。——でも、お嬢さんが縛られちゃ、黙っていられません。
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「三年前、
処刑
(
おしおき
)
になるばかりのところを縄抜けをして
行方
(
ゆくえ
)
知れずになったとは聴いておりますが」
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、聞いて下さい、こうなりゃ、みんな言ってしまいます。そして立派に
処刑
(
おしおき
)
を受けます」
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
止
(
よ
)
せ止せ、どうせ
処刑
(
おしおき
)
になる身体だ。それより、俺は、お
前
(
めえ
)
にちょうどいい嫁を見付けたよ」
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お銀も元吉も
処刑
(
おしおき
)
になり、伊豆屋の二番目息子の徳三郎は、それっきり行方不明になりました。
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いずれお白洲へ呼出されて、何とか
処刑
(
おしおき
)
になるだろう。しかし、
旅籠屋
(
はたごや
)
の
褞袍
(
どてら
)
を着たまま二里の道を中橋まで来て、夜明け前に品川へ引返した滝松は恐ろしい人間だよ」
銭形平次捕物控:094 死相の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
捜し、
処刑
(
おしおき
)
をしないまでも、これからそんな事のないように、うんとおどかしてやって下さい
銭形平次捕物控:044 お民の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
万一無実の罪で
処刑
(
おしおき
)
を受けるようなことになっては、先代大旦那様からくれぐれも頼まれたこの私が済みません。親分さん、お願い——どうぞ、若旦那を助けてやって下さい
銭形平次捕物控:093 百物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
浪江には遠縁の者から婿養子を
容
(
い
)
れて、滝三郎の
処刑
(
おしおき
)
がすむと、祝言の盃を挙げさせました。
銭形平次捕物控:012 殺され半蔵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、天狗小僧も五十だ。今から
処刑
(
おしおき
)
でもあるめえ、それだけは勘弁しておくんなせえ」
銭形平次捕物控:060 蝉丸の香炉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「日本橋の高札場なら我慢も出来るが、鈴ヶ森の
処刑
(
おしおき
)
台に曝されかけているんだそうで」
銭形平次捕物控:070 二本の脇差
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「綱吉も、海雲寺の僧も何とかいう指物師も
処刑
(
おしおき
)
になったが、お前はどこにいたんだ」
銭形平次捕物控:019 永楽銭の謎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
金ずくで女房を
奪
(
と
)
られた怨みだ。どんな
処刑
(
おしおき
)
でも受けますが、その代り、遊び人風情に女出入りで眼玉を射られた大村兵庫も何とかして貰いましょう——とね、こう申上げる積りで。
銭形平次捕物控:040 大村兵庫の眼玉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
刺されたのが
覘
(
ねら
)
ったお才でなくて、どんなに驚いたろう。がそのうちにお才が下手人の疑いで引かれ、運がよければお才を
処刑
(
おしおき
)
に上げる積りで眺めていたが、昨夜許されて帰って来るのを
銭形平次捕物控:033 血潮の浴槽
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、聴いておくんなさい。——出来ることなら隠しおおせようと思いましたが、弟の新吉が
処刑
(
おしおき
)
になるのを見ちゃいられません。何を隠しましょう、お駒を殺したのは、この私で——」
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
贓品
(
ぞうひん
)
が五つでも六つでも出て来たら、この私は
処刑
(
おしおき
)
、家は欠所に決っている。
銭形平次捕物控:084 お染の歎き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「この家は
慶安
(
けいあん
)
の春、
謀叛
(
むほん
)
を
企
(
くわだ
)
てて
処刑
(
おしおき
)
になった、丸橋忠弥の道場の跡だ」
銭形平次捕物控:124 唖娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
幾代はお前と一緒になるのを嫌っていたし、それに幾代が下手人になれば、——まことは親の敵討でも、名目は親殺しになるから、重い
処刑
(
おしおき
)
は
免
(
まぬか
)
れない。するとお前に浅田屋の身上が自由になる
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ところが、
俺
(
わし
)
は毛頭覚えはない——親分も知っての通り、お咲は大金を出して
身請
(
みうけ
)
をしたばかり、どんな無算当な人間でも、それを殺して、自分も
処刑
(
おしおき
)
台に上る気持になれるものじゃない——」
銭形平次捕物控:061 雪の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
私どもはあの中には
正物
(
ほんもの
)
の小判があることと思い込んで、一時人眼に付かないように新墓へ隠しただけでございます。砂利と古金物の詰った千両箱を盗んで
処刑
(
おしおき
)
になるのは、いたし方もございません
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「でも私は口惜しくて口惜しくてたまりません。嫁を貰うのをいちいち
怨
(
うら
)
まれちゃ、やりきれないじゃありませんか。この先もあることですから、どうぞ下手人をあげて、
処刑
(
おしおき
)
に上げて下さい、親分」
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「今日鈴ヶ森で
処刑
(
おしおき
)
になった、お
主
(
しゅ
)
殺しの何とかいう野郎ですよ」
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
二人とも万に一つ
処刑
(
おしおき
)
になるような事はあるまいと高を
銭形平次捕物控:145 蜘蛛の巣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「仕方があるまい、どうせ
処刑
(
おしおき
)
になる佐兵衛だ」
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
被
(
き
)
て、
処刑
(
おしおき
)
に上るのを見ちゃいられません
銭形平次捕物控:104 活き仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“処刑(
死刑
)”の解説
死刑(しけい、英語: capital punishment)は、対象者(死刑囚)の生命を奪い去る刑罰である。暴力的な表現を比較的控えられるよう、「」あるいは「」とも表現される。処刑とは「刑」に「処」すことなので必ずしも死刑とは限らないが、一般的に「処刑」の単語は死刑のみで使われる。なお、刑罰の分類上は生命刑に分類される。
(出典:Wikipedia)
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
刑
常用漢字
中学
部首:⼑
6画
“処刑”で始まる語句
処刑場
処刑台