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兼帶
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けんたい
ふりがな文庫
“
兼帶
(
けんたい
)” の例文
新字:
兼帯
と、あはれや
夕飯
(
ゆふめし
)
兼帶
(
けんたい
)
の
臺
(
だい
)
の
笊
(
ざる
)
に
箸
(
はし
)
を
投
(
な
)
げた。
地
(
ぢ
)
ものだと、
或
(
あるひ
)
はおとなしく
默
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
たらう。が、
對手
(
あひて
)
がばらがきだから
堪
(
たま
)
らない。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
かけ
飯
(
めし
)
も
汁
(
しる
)
も
兼帶
(
けんたい
)
の樣子なり其外
行燈
(
あんどん
)
は
反古張
(
ほごばり
)
の文字も分らぬ迄に黒み
赤貝
(
あかゞひ
)
へ
油
(
あぶら
)
を
注
(
つぎ
)
燈心
(
とうしん
)
は僅に一本を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
尤も天にも地にもたつた一人暮し、取次も、主人も
兼帶
(
けんたい
)
の貧乏浪人でもあつたのです。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
專
(
もつぱ
)
らとなし料理屋旅籠屋
兼帶
(
けんたい
)
なり因て
間毎々々
(
まごと/\
)
には
泊
(
とま
)
り
客
(
きやく
)
あり又一時の
遊興
(
いうきよう
)
に來る客も多く殊の外
繁昌
(
はんじやう
)
なる見世なれば長兵衞も心の中に是は聞しに
増
(
まさ
)
る家のかゝりかなと思ひながら内へ入コリヤ長八荷物は此處へ
卸
(
おろ
)
すべしヤレ/\
草臥
(
くたびれ
)
しと云つゝ上り
端
(
ばた
)
に腰を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
帶
部首:⼱
11画
“兼”で始まる語句
兼
兼好
兼々
兼吉
兼実
兼而
兼帯
兼良
兼平
兼備