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其用意
読み方 | 割合 |
そのようい | 50.0% |
そのえうい | 50.0% |
蒙るとも
明朝は未明に登城に及び
直々將軍家に願ひ奉るより
外なしと思案を
極め家來を呼び出され
明朝は六時の御
太鼓を
相※に登城致す
間其用意いたすべしと云付けられたり
以て
彌々明十日大坂表御出立明後十一日京都御着の思召なれば
其用意有べしと
認め送れり頃は享保十一丙午年六月十日の
早天に大坂
渡邊橋の旅館を出立す
其行列以前に倍して
行粧善美を
同月十七
日、いよ/\
發掘に
行く
事としたが
家人も
其状態が
見たいといふので、
然らば
其用意して
行くべしとて、
妻と
婢とに
糧食を
携へさせ、
余は
愛する
親族の六
歳の
幼女を
背に
負ひ