“先客”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんかく40.0%
せんきゃく40.0%
せんきやく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてきよろきよろした眼つきで、先客せんかく二人の顔を見比べてゐたが、急に気がついたやうにすつと立ち上つて、向ふの卓子テーブルに往つた。
三四にん先客せんきゃくへの遠慮えんりょからであろう。おきぬがちゃみにってしまうと、徳太郎とくたろうはじくりと固唾かたずんでこえをひそめた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ときに、先客せんきやく一人ひとりありましてみぎました。氣高けだかいばかりひんのいゝとしとつたあまさんです。失禮しつれいながら、先客せんきやく邪魔じやまでした。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)