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側役
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そばやく
ふりがな文庫
“
側役
(
そばやく
)” の例文
また小姓の上に立って君側の監督等をしている
側役
(
そばやく
)
なるものも三、四人あったが、その中に下村三左衛門というは私の叔父である。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
平太郎は
知行
(
ちぎょう
)
二百石の
側役
(
そばやく
)
で、
算筆
(
さんぴつ
)
に達した老人であったが、
平生
(
へいぜい
)
の行状から推して見ても、
恨
(
うらみ
)
を受けるような人物では決してなかった。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
尋ねしに
此
(
この
)
夫婦の者浪人せしは其頃越後高田の
城主
(
じやうしゆ
)
松平越後守殿
(
まつだひらゑちごのかみどの
)
藩中
(
はんちう
)
にして
高
(
たか
)
二百石を
領
(
りやう
)
し
側役
(
そばやく
)
を
勤
(
つとめ
)
し者なるが女房は同藩の娘にてお梅と
云
(
いつ
)
て是も奧を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
戸沢がこういって勧めた時、五百は容易にこれに耳を
傾
(
かたぶ
)
けた。五百は戸沢の
人
(
ひと
)
と
為
(
な
)
りを喜んでいたからである。戸沢惟清、通称は
八十吉
(
やそきち
)
、
信順
(
のぶゆき
)
在世の日の
側役
(
そばやく
)
であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
私の父は
側役
(
そばやく
)
といって、君侯のそばで用を弁じる者即ち小姓の監督をし、なお多少君侯に心添えもするという役で、外勤めの者の
頭分
(
かしらぶん
)
というのと同等に待遇されていた。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
▼ もっと見る
兄の介錯は高田十兵衛、弟のは村上市右衛門がした。橋谷は
出雲国
(
いずものくに
)
の人で、
尼子
(
あまこ
)
の
末流
(
ばつりゅう
)
である。十四歳のとき忠利に召し出されて、知行百石の
側役
(
そばやく
)
を勤め、食事の毒味をしていた。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
“側”で始まる語句
側
側目
側女
側室
側面
側衆
側用人
側杖
側仕
側近