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俵
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ひょう
ふりがな文庫
“
俵
(
ひょう
)” の例文
そこでそれらの必要品のある時には、子供らは自家製の炭俵を一、二
俵
(
ひょう
)
背中に背負って、朝登校がてらに、学校のすぐ隣の店まで運んで行くのだった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
固
(
もと
)
より大した
穀高
(
こくだか
)
になるというほどのものでもないが、
俵
(
ひょう
)
がいくらというきまった金に毎年替えられるので、二十や三十の下宿代に窮する身分ではなかった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もしその十分の一の力を
発揮
(
はっき
)
しえたなら、おそらく今日十五、六
貫目
(
かんめ
)
の我々の五体をもって、米の四、五
俵
(
ひょう
)
は
朝飯前
(
あさめしまえ
)
に二、三里の道を
運搬
(
うんぱん
)
することができよう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そのおさめ
終
(
お
)
わった
日
(
ひ
)
に、
男
(
おとこ
)
は
代金
(
だいきん
)
をせいきゅうしますと、おさめた
俵数
(
たわらかず
)
より、二
俵
(
ひょう
)
少
(
すく
)
なく、これしかうけとらぬから、それだけの
代金
(
だいきん
)
しかはらえないというのでした。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
米俵が十数
俵
(
ひょう
)
も神前に
積
(
つ
)
まれて、
奉納者
(
ほうのうしゃ
)
の名を書いた
奉書紙
(
ほうしょがみ
)
が下げてある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
村長さんの処の米倉から、白米を四
俵
(
ひょう
)
盗んで行ったものがある。
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
俵
(
ひょう
)
にもある」
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それから何をするかと思って見ていると、例の栗をね、
俵
(
ひょう
)
をほどいて、どんどん樽の中へ放り込むんですよ。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それを支那人の野郎
笊
(
ざる
)
でしゃくってね、ペケだって、
俵
(
ひょう
)
の目方から引いてしまうんだからたまりません。私は
傍
(
そば
)
で見ていてはらはらしました。何しろ七分通り虫が
入
(
い
)
ってたんだから弱りました。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“俵”の意味
《名詞》
(たわら) 姓氏の一つ。
(たわら) 藁やカヤなどを編んで作った袋。穀物、炭などを入れる。普通、米俵をいう。
(ひょう) たわら。
(出典:Wiktionary)
“俵”の解説
俵(たわら)は、米などの穀類のほか、塩、魚、木炭、石炭などの輸送や保存のために用いるわらを円筒状に編んだもの。
(出典:Wikipedia)
俵
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
“俵”を含む語句
土俵
俵藤太秀郷
空俵
米俵
俵藤太
俵屋
三俵
俵天王
俵右門
桟俵法師
俵形
炭俵
桟俵
穀俵
四斗俵
芋俵
種俵
沙俵
俵町
俵分
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