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俥
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ぐるま
ふりがな文庫
“
俥
(
ぐるま
)” の例文
ツイこの頃も社(毎日新聞社)で沼南が、何かの話のついでに僕はマダ
抱
(
かか
)
え
俥
(
ぐるま
)
を置いた事がない、イツデモ辻俥で用を足すというンのだ。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
晴
(
はれ
)
、
曇
(
くもり
)
、
又
(
また
)
月
(
つき
)
となり、
風
(
かぜ
)
となり——
雪
(
ゆき
)
には
途絶
(
とだ
)
える——
此
(
こ
)
の
往來
(
わうらい
)
のなかを、がた/\
俥
(
ぐるま
)
も、
車上
(
しやじやう
)
にして、
悠暢
(
いうちやう
)
と、
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
、
鳥
(
とり
)
を
聞
(
き
)
きつゝ
通
(
とほ
)
る。……
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それも最初はお
抱
(
かか
)
え
俥
(
ぐるま
)
ではなかったらしく、近所の車宿から雇っていたが、後には専用の車夫と車台を持っていた。
文壇昔ばなし
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
此奴
(
こいつ
)
、
乗打
(
のりう
)
ちをしたナ、覚えてろ!」と紅葉は手を振上げて打つ
擬
(
まね
)
をするとヨタヨタ
俥
(
ぐるま
)
がいよいよヨタヨタした。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“俥”の意味
《名詞》
(くるま)人力車。明治中期から戦前までの用法。戦後は、「くるま」は自動車を意味するようになり、この文字を使うこともまれになった。
(出典:Wiktionary)
“俥(
人力車
)”の解説
人力車(じんりきしゃ、人力俥)とは、人の力で人を輸送するために設計された車。
日本では、主に明治・大正期に移動手段とし用いられた。現在では「観光人力車」が観光地などで使われている。
(出典:Wikipedia)
俥
漢検1級
部首:⼈
9画
“俥”を含む語句
俥夫
空俥
俥引
俥曳
俥屋
辻俥
俥代
俥賃
合乗俥
相乗俥
幌俥
俥宿
宿俥
待俥
朦朧俥夫
人力俥夫
自用俥
俥上