“合乗俥”の読み方と例文
読み方割合
あいのりぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃はマダ合乗俥あいのりぐるまというものがあったが、沼南は夫人と共に一つ俥に同乗して葬列に加わっていた。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
遊女おいらんに嫌われる、と昨宵ゆうべ行きがけに合乗俥あいのりぐるまの上で弦光がからかったのを、酔った勢い、ほろの中で肌脱ぎに引きかなぐり、松源の池が横町にあるあたりで威勢よく、ただし、竜どころか
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)