“俥曳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くるまひ50.0%
くるまひき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全くの孤独で、私は自分で自分に腹を立てたりしたが、がらがらと戸があいて俥曳くるまひきが一人はいって来ると、私と背中合せにもりを一つあつらえて、美味うまそうに大きな音をたてて蕎麦をすすり始めた。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)
さうした眼医者のうちだけに、前田氏の病院は、助手から、看護婦から、受附から、俥曳くるまひきに到る迄、みんな言ひ合はしたやうに眼鏡をはめてゐる。