俥曳くるまひ)” の例文
全くの孤独で、私は自分で自分に腹を立てたりしたが、がらがらと戸があいて俥曳くるまひきが一人はいって来ると、私と背中合せにもりを一つあつらえて、美味うまそうに大きな音をたてて蕎麦をすすり始めた。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)