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伸々
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のび/\
ふりがな文庫
“
伸々
(
のび/\
)” の例文
馬鹿に氣が
伸々
(
のび/\
)
として來る。そこで、ぐいと落着拂ツて、平筆を洗ツて、片付けるものを片付けにかかる。片付けながら、彼は、ふと此んなことを考へた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
又
招魂社
(
せうこんしや
)
の境内へ子供等を
伴
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つたりするのも気が
伸々
(
のび/\
)
する様であつた。
執達吏
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
此
(
こ
)
の
祠
(
ほこら
)
に
籠
(
こも
)
つてから、
幾日
(
いくか
)
の
間
(
あひだ
)
か
鳥居
(
とりゐ
)
より
外
(
そと
)
へは
出
(
で
)
ない、
身躰
(
からだ
)
を
伸々
(
のび/\
)
として
大手
(
おほで
)
を
振
(
ふ
)
つて
畝路
(
あぜみち
)
から
畷
(
なはて
)
へ
出
(
で
)
た——
然
(
さ
)
まで
遠
(
とほ
)
くもない
城
(
じやう
)
ヶ
沼
(
ぬま
)
の
方
(
はう
)
へ、
何
(
なに
)
となく
足
(
あし
)
が
向
(
む
)
いて、ぶらり/\と
歩行
(
ある
)
いたが
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
伸々
(
のび/\
)
と春の光に
温
(
ぬく
)
められるやうな心地になツてゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
伸
常用漢字
中学
部首:⼈
7画
々
3画
“伸”で始まる語句
伸
伸上
伸縮
伸掛
伸子
伸出
伸一先生
伸縮自在
伸懸
伸伸