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云張
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いひはる
ふりがな文庫
“
云張
(
いひはる
)” の例文
殺さぬと
云張
(
いひはる
)
かハテ知たことよ身に覺えのなきことは
何處迄
(
どこまで
)
も此の段右衞門は覺えなしサと
云
(
いふ
)
にお文は夫なら是程
慥
(
たしか
)
な
證據
(
しようこ
)
が有ても
知
(
しら
)
ぬと云か段右衞門アヽ
騷々
(
さう/″\
)
しい女
如
(
ごと
)
きが口で云ふ事は
證據
(
しようこ
)
に成者か
爾
(
おの
)
れは取
逆上
(
のぼせ
)
亂心
(
らんしん
)
して居るな
但
(
たゞし
)
は
熱
(
ねつ
)
の
上言
(
うはごと
)
か
未練
(
みれん
)
な
僞
(
いつは
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
碎
(
くだ
)
きても云せずに置べきや如何に/\と有に九郎兵衞は猶も
強情
(
おしつよ
)
く是は
誠
(
まこと
)
に以て御
無體
(
むたい
)
なる仰
哉
(
かな
)
私し申上る儀に聊かも僞りは御座なくと
云張
(
いひはる
)
にぞ大岡殿
否
(
いや
)
僞りなしとは云さぬぞコレ/\本多長門守家來共只今承まはる通り大井河原の男女の
死骸
(
しがい
)
は
推察
(
すゐさつ
)
する所石川安五郎妻と今一人は其を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
糺
(
たゞ
)
さるべきやと申さるゝに段右衞門
假令
(
たとへ
)
如何樣
(
いかやう
)
の證據御座候共其儀は一向に覺え
無之
(
これなく
)
候と
云張
(
いひはる
)
にぞ然らば汝ぢ其三五郎と申者
知人
(
しるびと
)
にては無やと有に段右衞門
其者
(
そのもの
)
は私し儀以前幸手宿に住居の
砌
(
みぎ
)
り
知己人
(
しりびと
)
には御座れ共別に
恨
(
うら
)
みもなき事ゆゑ殺すべき
謂
(
いは
)
れ更に御座なく候と申立るにより大岡殿
重
(
かさ
)
ねて其三五郎
妻
(
つま
)
の
文
(
ふみ
)
と申者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
云
漢検準1級
部首:⼆
4画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“云”で始まる語句
云
云々
云云
云付
云為
云訳
云懸
云出
云掛
云事