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乙娘
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おとむすめ
ふりがな文庫
“
乙娘
(
おとむすめ
)” の例文
明治の
清少
(
せいしょう
)
といひ、女
西鶴
(
さいかく
)
といひ、
祇園
(
ぎおん
)
の
百合
(
ゆり
)
がおもかげをしたふとさけび小万茶屋がむかしをうたふもあめり、何事ぞや身は小官吏の
乙娘
(
おとむすめ
)
に生まれて手芸つたはらず文学に縁とほく
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
評判はその頃に高く去るもの日々に
踈
(
うと
)
ければ、名物一つかげを消して二度目の花は
紺屋
(
こうや
)
の
乙娘
(
おとむすめ
)
、今
千束町
(
せんぞくまち
)
に新つた屋の御神燈ほのめかして、
小吉
(
こきち
)
と呼ばるる公園の
尤物
(
まれもの
)
も
根生
(
ねお
)
ひは同じ
此処
(
ここ
)
の土成し
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
背高なる
乙娘
(
おとむすめ
)
やなお年玉
俳句の作りよう
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
名物
(
めいぶつ
)
一つかげを
消
(
け
)
して二
度
(
ど
)
目
(
め
)
の
花
(
はな
)
は
紺屋
(
こうや
)
の
乙娘
(
おとむすめ
)
、
今
(
いま
)
千束町
(
せんぞくまち
)
に
新
(
しん
)
つた
屋
(
や
)
の
御神燈
(
ごじんとう
)
ほのめかして、
小吉
(
こきち
)
と
呼
(
よ
)
ばるゝ
公園
(
こうえん
)
の
尤物
(
まれもの
)
も
根生
(
ねを
)
ひは
同
(
おな
)
じ
此處
(
こゝ
)
の
土成
(
つちなり
)
し、あけくれの
噂
(
うはさ
)
にも
御出世
(
ごしゆつせ
)
といふは
女
(
をんな
)
に
限
(
かぎ
)
りて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“乙”で始まる語句
乙
乙女
乙姫
乙卯
乙州
乙亥
乙鳥
乙姫様
乙若
乙女椿