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三筋
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みすじ
ふりがな文庫
“
三筋
(
みすじ
)” の例文
「おいおい、あれを見ろ。あのとおり、腕をひき
裂
(
さ
)
きやがった。一度
斬
(
き
)
りつけただけでは足りないで、
三筋
(
みすじ
)
も四筋も斬りつけてある」
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
捨撥
(
すてばち
)
にしてからは恐ろしき者にいうなる
新徴組
(
しんちょうぐみ
)
何の
怖
(
こわ
)
い事なく
三筋
(
みすじ
)
取っても
一筋心
(
ひとすじごころ
)
に君さま大事と、時を
憚
(
はばか
)
り世を忍ぶ男を
隠匿
(
かくまい
)
し半年あまり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「いいとも阿母さん、恥をかかせやしませんよ。」彼はそう言いながらも、
三筋
(
みすじ
)
になって顔を流れる汗を手で拭きはらった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
三筋
(
みすじ
)
ばかり
耕
(
たが
)
やされた土が、
勢込
(
いきおいこ
)
んで、むくむくと
湧
(
わ
)
き立つような快活な
香
(
におい
)
を
籠
(
こ
)
めて、しかも
寂寞
(
せきばく
)
とあるのみで。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其の北に入るものは
所謂
(
いわゆる
)
、新堀にして、
栄久
(
えいきゅう
)
町
三筋
(
みすじ
)
町等に沿ひ、
菊屋
(
きくや
)
橋・
合羽
(
かっぱ
)
橋等の下に至る。
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
すると毎夜
種油
(
たねあぶら
)
の
費
(
ついえ
)
を惜しまず、
三筋
(
みすじ
)
も四筋も
燈心
(
とうしん
)
を投入れた
偐紫楼
(
にせむらさきろう
)
の
円行燈
(
まるあんどう
)
は、今こそといわぬばかり独りこの
戯作者
(
げさくしゃ
)
の
庵
(
いおり
)
をわが物顔に、その光はいよいよ鮮かにその影はいよいよ涼しく
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それから
三筋
(
みすじ
)
の人種が増殖したように書き載せている。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
矢が
三筋
(
みすじ
)
弦
(
つる
)
から放されたのであろう。
日置流系図
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“三筋”の解説
三筋(みすじ)は、東京都台東区の地名。現行行政地名は三筋一丁目および三筋二丁目。郵便番号は111-0055。
(出典:Wikipedia)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“三筋”で始まる語句
三筋町