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七軒町
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しちけんちょう
ふりがな文庫
“
七軒町
(
しちけんちょう
)” の例文
訪ねる先は、
七軒町
(
しちけんちょう
)
の
玩具問屋
(
おもちゃどんや
)
、
丸福商店
(
まるふくしょうてん
)
だった。あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、相当まごついたが、やっと思う店を探しあてた。
柿色の紙風船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
昔
根津
(
ねづ
)
の
七軒町
(
しちけんちょう
)
に
皆川宗悦
(
みながわそうえつ
)
と申す針医がございまして、この皆川宗悦が、ポツ/\と鼠が巣を造るように蓄めた金で、高利貸を初めたのが病みつきで
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
下谷
七軒町
(
しちけんちょう
)
酒井大学
(
さかいだいがく
)
という大名の屋敷に奉行をしていた婦人で、女芸一通り
能
(
よ
)
く出来(最も
長唄
(
ながうた
)
がお得意であった)、東雲師の妻として、好い取り合わせでありました。
幕末維新懐古談:06 高村東雲の生い立ち
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
そのうち
茅町
(
かやちょう
)
と
七軒町
(
しちけんちょう
)
との間から、無縁坂の方へ行く筋に、小さい橋の掛っている
処
(
ところ
)
に来た。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
今日
七軒町
(
しちけんちょう
)
まで
用達
(
ようた
)
しに出掛けた帰りに久し振りで根津の
藍染町
(
あいぞめちょう
)
を通った。
イタリア人
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
下谷
(
したや
)
七軒町
(
しちけんちょう
)
の親戚の法事へ行った帰り、この先きの四つ角へ差しかかると、自働電話の傍に立っていた男が突然
躍
(
おど
)
り
掛
(
かか
)
って来て、はっと思う間に自分の身体は、板を跳ね返して溝へ落ち込んでいた。
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
今の
楽山堂
(
らくさんどう
)
病院の所から
下谷
(
したや
)
御徒町
(
おかちまち
)
にきれ、雁鍋の背後へ出ようというのですから、
七軒町
(
しちけんちょう
)
の
酒井大学
(
さかいだいがく
)
様の前を通り西町の
立花
(
たちばな
)
様の屋敷——片側は旗本と
御家人
(
ごけにん
)
の屋敷が並んでいる。
幕末維新懐古談:19 上野戦争当時のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
七軒町
(
しちけんちょう
)
の
大正寺
(
たいしょうじ
)
という
法華寺
(
ほっけでら
)
の
向
(
むこ
)
う、
石置場
(
いしおきば
)
のある其の石の
蔭
(
かげ
)
に忍んで待っていることは知りません、中根は早帰りで、
銀助
(
ぎんすけ
)
という家来に
手丸
(
てまる
)
の
提灯
(
ちょうちん
)
を提げさして、黄八丈の着物に黒羽二重の羽織
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
七
常用漢字
小1
部首:⼀
2画
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“七”で始まる語句
七
七歳
七日
七夕
七輪
七宝
七月
七刻
七草
七度