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一一
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いちいち
ふりがな文庫
“
一一
(
いちいち
)” の例文
どの格納庫にも幾つかの飛行機が納められて居て
一一
(
いちいち
)
様式が
異
(
ちが
)
つて居る。墜落して壊れたのもある。不備な所を修繕して居るのもある。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
埒
(
らち
)
もない対話をしているのに、
一一
(
いちいち
)
の
詞
(
ことば
)
に応じて、一一の表情筋の
顫動
(
せんどう
)
が現れる。
Naif
(
ナイイフ
)
な小曲に
sensible
(
サンシイブル
)
な伴奏がある。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
学校時代の教師の教にさえ内心では十分に服せぬ娘が、妻となりましたからといって夫の言葉を
一一
(
いちいち
)
御無理
御尤
(
ごもっとも
)
と和するほどに今の教育は女を愚に致してはないはずです。
離婚について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
夜は針箱の底深く
蔵
(
おさ
)
めて
枕
(
まくら
)
近く
置
(
おき
)
ながら
幾度
(
いくたび
)
か又
開
(
あけ
)
て見て
漸
(
ようや
)
く
睡
(
ねむ
)
る事、何の為とは
妾
(
わたくし
)
も知らず、殊更其日
叔父
(
おじ
)
の
非道
(
ひどう
)
、
勿体
(
もったい
)
なき悪口
計
(
ばか
)
り、是も
妾
(
わたくし
)
め
故
(
ゆえ
)
思わぬ不快を耳に入れ玉うと
一一
(
いちいち
)
胸先
(
むなさき
)
に痛く
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
一心だのといふものが
一一
(
いちいち
)
深く背景を成してゐるのであつた。
心理の縦断と横断
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
▼ もっと見る
寝台
(
ねだい
)
、
卓
(
タアブル
)
、椅子の上へ掛けて
沢山
(
たくさん
)
の古い舞台
着
(
ぎ
)
が並べられ、其れを明るい夕日が
照
(
てら
)
す。マドレエヌは
一一
(
いちいち
)
嬉
(
うれ
)
しさうに眺めて追懐に耽つてゐる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
此処
(
ここ
)
は一番古い飛行練習場
丈
(
だけ
)
に
何
(
ど
)
の格納庫も飛行機史上に逸し難い最初の面白い記録を持つて居る。滋野君は
其
(
それ
)
等を語り
乍
(
なが
)
ら
一一
(
いちいち
)
飛行機の特色を説明して
呉
(
く
)
れた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
“一一”の意味
《名詞》
一 一(いちいち)
一つ一つの物事。
ひとりひとり。
《形容動詞》
一 一(いちいち)
一つの例外もなく。一つ残らず。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“一一”で始まる語句
一一除
一一道理