“いちいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一々70.8%
一一20.8%
一〻8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから私は思う所あって、今自分が現にいるへやうちを隅から隅まで一々いちいちしらべて見た。
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
俺に一々いちいち口を出させんでも、お前は、ここでは恐れられているんだからな……あの鉱山が成績があがれば
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
翁は僕等の帰るに臨んで三葉の自身の写真に署名して贈られ、さうして扉口とぐちに立つて一一いちいち僕等の手を握られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
らちもない対話をしているのに、一一いちいちことばに応じて、一一の表情筋の顫動せんどうが現れる。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一〻いちいち例を挙げていることも出来ないが、大概日本人の妄信はこの時代に醞醸うんじょうし出されて近時にまで及んでいるのである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
歴尋れきじん嬋娟せんえんの節、翦破せんぱ蒼莨根そうろうこん、とありまするから、一〻いちいちこの竹、あの竹と調べまわった訳です。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)