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をくぐわい
ふりがな文庫
“をくぐわい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
屋外
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋外
(逆引き)
午
(
ひる
)
ごろ茶の
間
(
ま
)
にパンと牛乳を
喫
(
きつ
)
し
了
(
をは
)
り、
将
(
まさ
)
に茶を飲まんとすれば、忽ち大震の
来
(
きた
)
るあり。母と共に
屋外
(
をくぐわい
)
に
出
(
い
)
づ。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
は、
左右
(
さいう
)
の
植木屋
(
うゑきや
)
、
屋外
(
をくぐわい
)
に
足場
(
あしば
)
を
設
(
まう
)
け、
半纏着
(
はんてんぎ
)
の
若衆
(
わかもの
)
蛛手
(
くもで
)
に
搦
(
から
)
んで、
造菊
(
つくりぎく
)
の
支度最中
(
したくさいちう
)
なりけり。
行
(
ゆ
)
く/\フと
古道具屋
(
ふるだうぐや
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
つ。
彌次
(
やじ
)
見
(
み
)
て
曰
(
いは
)
く、
茶棚
(
ちやだな
)
はあんなのが
可
(
い
)
いな。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
大
(
だい
)
地震のやつと静まつた
後
(
のち
)
、
屋外
(
をくぐわい
)
に避難した人人は急に人懐しさを感じ出したらしい。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
夜
(
よる
)
また円月堂の月見橋のほとりに至れば、東京の火災
愈
(
いよいよ
)
猛に、一望大いなる
熔鉱炉
(
ようくわうろ
)
を見るが如し。
田端
(
たばた
)
、
日暮里
(
につぽり
)
、
渡辺町等
(
わたなべちやうとう
)
の人人、路上に
椅子
(
いす
)
を据ゑ畳を敷き、
屋外
(
をくぐわい
)
に眠らとするもの少からず。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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(2作品)
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