“ろうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隴西66.7%
老成20.0%
狼星6.7%
狼穽6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その使いとしてやって来たのが、はからずも李陵りりょう故人とも隴西ろうせい任立政じんりっせいら三人であった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
龐徳と馬岱とは、途中、馬超とも別れ別れになってしまい、遠く隴西ろうせい地方を望んで敗走したが、それと知って、曹操は自身、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まあ老成ろうせいよ。本当に怜悧りこうかたね、あんな怜悧な方は滅多めったに見た事がない。大事にして御上げなさいよ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
深刻な苦労を経て来たその筋骨は、たとえば岩礁がんしょうえているまつか、風雪に痛めつけられて来た矮梅わいばいの如き感じで、強くはあるがもう人間の老成ろうせいていしていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒々とした山影とすれすれに、夜ごと、狼星ろうせいが、青白い光芒こうぼうを斜めにいて輝いていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
一人の歩哨ほしょうが見るともなくこの爛々らんらんたる狼星ろうせいを見上げていると、突然、その星のすぐ下の所にすこぶる大きい赤黄色い星が現われた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
私達の用いている言葉はわば狼穽ろうせいのようなものだ。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)