トップ
>
老成
>
ろうせい
ふりがな文庫
“
老成
(
ろうせい
)” の例文
「まあ
老成
(
ろうせい
)
よ。本当に
怜悧
(
りこう
)
な
方
(
かた
)
ね、あんな怜悧な方は
滅多
(
めった
)
に見た事がない。大事にして御上げなさいよ」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
深刻な苦労を経て来たその筋骨は、たとえば
岩礁
(
がんしょう
)
に
生
(
は
)
えている
痩
(
や
)
せ
松
(
まつ
)
か、風雪に痛めつけられて来た
矮梅
(
わいばい
)
の如き感じで、強くはあるがもう人間の
老成
(
ろうせい
)
を
呈
(
てい
)
していた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
例
(
たと
)
えばあの
鎌倉
(
かまくら
)
八幡宮
(
はちまんぐう
)
の
社頭
(
しゃとう
)
の
大銀杏
(
おおいちょう
)
の
精
(
せい
)
——あれなどはよほど
老成
(
ろうせい
)
なものじゃ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“老成”の意味
《名詞》
老成(ろうせい)
経験を積んで熟達すること。
年齢の割に大人びていること。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“老成”で始まる語句
老成人