“りやうこ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
椋湖	33.3%
瞭乎	33.3%
良賈	33.3%

椋湖

椋湖（りやうこ）は巨椋（おほくら）の池であらう。茶山が波響と小倉附近に遊んだのは、恐くは二人が始て京都に於て交（まじはり）を訂した寛政初年の秋であつただらう。同じく舟を椋湖に泛べた緇素（しそ）とは誰々か。

伊沢蘭軒 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)

瞭乎

初（はじ）めて瞭乎（りやうこ）たり、眼（め）を転（てん）じて北方を俯視（ふし）すれば、越後の大部岩代の一部脚下に集（あつま）り、陸地の尽（つ）くる所青煙（せいえん）一抹、遠（とほ）く日本海を眺（なが）む、唯（たた）憾（うらむ）むらくは佐渡の孤島（ことう）雲煙を被（を）ふて躰を現（あら）はさざりしを

利根水源探検紀行 (新字旧仮名) ／ 渡辺千吉郎(著)

良賈

吾（われ）之（これ）を聞（き）く、良賈（りやうこ）は^（四）深（ふか）く藏（ざう）して・虚（きよ）なるが若（ごと）く、君子（くんし）は盛徳（せいとく）ありて容貌（ようばう）愚（ぐ）なるが若（ごと）しと。子（し）の^（五）驕氣（けうき）と多欲（たよく）と^（六）態色（たいしよく）と^（七）淫志（いんし）とを去（さ）れ。是（こ）れ皆（みな）子（し）の身（み）に益（えき）無（な）し。

国訳史記列伝：03 老荘申韓列伝第三 (旧字旧仮名) ／ 司馬遷(著)