“ゆうがお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕顔71.4%
夕貌28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷中(やなか)の感応寺(かんおうじ)を北(きた)へ離(はな)れて二丁(ちょう)あまり、茅葺(かやぶき)の軒(のき)に苔(こけ)持(も)つささやかな住居(すまい)ながら垣根(かきね)に絡(から)んだ夕顔(ゆうがお)も白(しろ)く、四五坪(つぼ)ばかりの庭(にわ)一杯(ぱい)に伸(の)びるがままの秋草(あきぐさ)が乱(みだ)れて、尾花(おばな)に隠(かく)れた女郎花(おみなえし)の
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
『更級日記(さらしなにっき)』の著者は、東国の田舎(いなか)にいた娘の時代から文学書を読んで、どうか女に生れた上は『源氏物語』の夕顔(ゆうがお)や浮舟(うきふね)のような美しい女になって少時(しばらく)でも光源氏(ひかるげんじ)のような情(なさけ)ある男に思われたいと
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
夕貌(ゆうがお)の宿の仮寝の夜の、あの、源氏の君の頭もとに来て鳴いている蟋蟀(こおろぎ)のことから、源氏ほどの人を、あの市井の中に連れて来て、賤(しず)の生活の物音を近間(ちかま)にきかせた手腕に驚いて、そういう意味で
夕貌(ゆうがお)の花しらじらと咲めぐる賤(しず)が伏屋(ふせや)に馬洗ひをり
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)