“やきごめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焼米85.7%
燒米14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焼米やきごめや鹿聞菓子に夜もすがら 半残
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
この山にえている、葡萄ぶどう苔桃こけもも若老わかおい、しゃくなげの、それにくりだのかきだの、仙人草せんにんそうだの、いろんなものをすこしの焼米やきごめぜたのでございます。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きな燒米やきごめでもべながら田舍ゐなかほんまうといふ祖父おぢいさんのことですから、とうさんが東京とうきやうつてから時々とき/″\してるやうにとひまして
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
つて、おゆうさんのうちからも、つきたての燒米やきごめをよく祖父おぢいさんのところへもらひました。とうさんのおうち祖父おぢいさんはきな燒米やきごめをかみながら、ほんんでたやうな人かとおもひます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
木曾きそ燒米やきごめといふものはあをいやわらかいいね香氣にほひがします。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)