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燒米
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やきごめ
好きな
燒米でも
食べながら
田舍で
本を
讀まうといふ
祖父さんのことですから、
父さんが
東京へ
行つてから
時々出して
見るやうにと
言ひまして
と
言つて、お
勇さんの
家からも、つきたての
燒米をよく
祖父さんのところへ
貰ひました。
父さんのお
家の
祖父さんは
好きな
燒米をかみながら、
本を
讀んで
居たやうな人かと
思ひます。
木曾の
燒米といふものは
青いやわらかい
稻の
香氣がします。