“めつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目付63.6%
目附24.2%
発見9.1%
見出3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ですがお目付めつけさま、いくら働けといったところで、こんな鉱気かなけのないくそ山を、かえしたところでしようがありますまい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人以外の船の目附めつけとしては、その老巧から言っても当然その人ですから、ほとんど隔晩には船へ泊りに来て、船は、今やこの三人だけの世界のようになっているのです。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今は故人の松下軍治がしたゝか者だつた事は知らぬ者もないが、たとへば、金でも借りようとかつるでも発見めつけようとかいふ目論見もくろみで人を訪ねる事があるとする。
「そんぢや、わし蜀黍もろこしかくしてとこ見出めつけあんすから、屹度きつとんにきまつてんだから」といふこゑあとにしてはたけ小徑こみちをうねりつゝつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)