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発見
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めつけ
ふりがな文庫
“
発見
(
めつけ
)” の例文
旧字:
發見
すると辻々に立つてゐる監督がそれを
発見
(
めつけ
)
るが早いか監督詰所に駆け込むで、その電車が通つて
往
(
ゆ
)
く
途々
(
みち/\
)
の箱番へ直ぐ電話をかける。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
今は故人の松下軍治がしたゝか者だつた事は知らぬ者もないが、
譬
(
たと
)
へば、金でも借りようとか
蔓
(
つる
)
でも
発見
(
めつけ
)
ようとかいふ
目論見
(
もくろみ
)
で人を訪ねる事があるとする。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そして相手の
顳顬
(
こめかみ
)
に
白髪
(
しらが
)
でも
発見
(
めつけ
)
ると、にこにこもので愛嬌口をきくが、さもないと、急に厭な顔をする。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それから女の
骨
(
こつ
)
を飲むなどは以ての外で、七周忌目に
箪笥
(
たんす
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
から、亭主をこき
下
(
おろ
)
した日記を
発見
(
めつけ
)
たからといつて、一度
嚥
(
の
)
み
下
(
くだ
)
した後では
何
(
ど
)
うとも
仕兼
(
しかね
)
るではないか。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
帽子の山からは釘が二三本頭を覗けてゐた。その男は釘仕掛を
発見
(
めつけ
)
られると慌てて帽子を脱いで小脇に抱へ込んだ。そしてセルロイド製のやうな禿頭をふりふり
群衆
(
ひとごみ
)
に紛れ込んだ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
皆は熱病を
患
(
わづら
)
つた様な眼つきをして、稽古場を捜し廻つた。すると、年の若い道具方の一人が、小道具のなかで
件
(
くだん
)
の真珠を
発見
(
めつけ
)
た。女優はにこ/\ものでそれを受取つて身につけた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
発見
(
めつけ
)
られる心配なんかありやしないよ。
茶話:12 初出未詳
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“発見”の解説
発見(はっけん)とは、まだ知られていなかった(あるいは自分が知らなかった)物や現象、あるいは説明のしかた(理論・法則)を見つけ出すこと。英語ではdiscoveryや、findingなどを用いる。物品を新たに作るのは発明である。
(出典:Wikipedia)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“発見”で始まる語句
発見者
発見出