“まるまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円窓60.0%
丸窓40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同様おなじよう手燭てしょくを外に置いて内へ入って蹲踞しゃがんでいながら、思わず前の円窓まるまどを見て、フト一ヶ月ばかり前に見た怪しき老婆を思出おもいだした、さあ気味が悪くなってたまらないが
暗夜の白髪 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
倉田工業から電車路に出ると、その一帯は「色街いろまち」になっていた。電車路を挾んで両側の小路には円窓まるまどを持った待合が並んでいる。夜になると夜店が立って、にぎわった。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
果敢はかなのやとうちあふげばそら月影つきかげきよし、ひぢせたる丸窓まるまどのもとにんのさゝやきぞかぜをぎともずり、かげごとかあはれはづかし、見渡みわた花園はなぞのるのにしきつきにほこりて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さあ そこに丸窓まるまどとびらがあるから のぞいてごらん