“ひとうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一打72.4%
一撃17.2%
一討6.9%
一搏3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新平はもう寺を自分のものにしたようなつもりで、大鉈おおなた一打ひとうちこしにぶちんだだけで、うらやましがる若者どもを尻目しりめにかけながら山の寺へ出かけて行った。
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
始て怖気付おじけづいてげようとするところを、誰家どこのか小男、平生つねなら持合せの黒い拳固げんこ一撃ひとうちでツイらちが明きそうな小男が飛で来て、銃劒かざして胸板へグサと。
かたきと付ねらふ事ひとへ麁忽そこつの至りなり然ながらしひ勝負しようぶのぞむと成ばかたぱしより我手にかけ今のまよひを覺してくれんと彼の宅兵衞を殺して奪ひ取たる脇指わきざしを引拔て一討ひとうちとお花を目掛めがけうつかゝるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いきほひたけ鼓翼はばたき一搏ひとうちくだき裂くべきか
白鳥 (旧字旧仮名) / ステファヌ・マラルメ(著)