“いちだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一朶85.7%
市田5.7%
一打2.9%
一駄2.9%
苛立2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悚然(ぞっ)として、向直(むきなお)ると、突当(つきあた)りが、樹の枝から梢(こずえ)の葉へ搦(から)んだような石段で、上に、茅(かや)ぶきの堂の屋根が、目近(まぢか)な一朶(いちだ)の雲かと見える。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
還羅鷄籠(とうまるかご)に乘せ徒目附(かちめつけ)足輕(あしがる)目附等警固(けいご)なし其の外松本理左衞門黒崎又左衞門市田(いちだ)武助栗坂(くりさか)藤兵衞抔(など)吟味(ぎんみ)掛の役人何(いづれ)も駕籠(かご)に打乘(うちのり)又九郎兵衞夫婦村役人共大勢付添(そひ)本多家用人笠原(かさはら)常右衞門惣取締として江戸表へ出立なしたりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
鐵槌(てつつゐ)一打(いちだ)の聲(こゑ)ありしのみ。
鉄槌の音 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
喜田川三郎氏の我慢が沸騰点まで押し上げられた時、恐ろしい破局(カタストロフ)の予告が、遠雷鳴(とおかみなり)のように人々の神経を苛立(いちだ)たせ始めたのです。