“ひぢかけまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肱掛窓80.0%
肱懸窓20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何いかんとなれば、座敷ざしき肱掛窓ひぢかけまどや、欄干らんかんから、かゝる光景くわうけいられるのは、ねんたゞ一兩度いちりやうどださうである。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そよとのかぜもがなで、明放あけはなした背後うしろ肱掛窓ひぢかけまど振向ふりむいて、そでのブーンとくのをはらひながら、二階住にかいずみ主人あるじ唯吉たゞきちが、六でふやがてなかばにはびこる、自分じぶん影法師越かげぼふしごしにかして
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
庭に向へる肱懸窓ひぢかけまどあかるきに敷紙しきがみひろげて、宮はひざの上に紅絹もみ引解ひきときを載せたれど、針は持たで、ものうげに火燵にもたれたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)