“はねかへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
跳返50.0%
刎返20.0%
撥反10.0%
撥返10.0%
跂返10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途端、目標あてを外れた銀貨はチチンと小石に衝突あたつて、跳返はねかへつて、囘轉まはつてベタリ。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
すなうへ唯一人たゞひとりやがてほしひとつないしたに、はてのない蒼海あをうみなみに、あはれ果敢はかない、よわい、ちからのない、身體からだ單個ひとつもてあそばれて、刎返はねかへされてるのだ、と心着こゝろづいて悚然ぞつとした。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こほりをば引外ひッぱづして右手めて附入つけいりまする手練しゅれん切先きっさき、それを撥反はねかへすチッバルト。
風早も事のあまりに暴なるをこころよしと為ざるなりき。貫一はおどろきて、撥返はねかへさんと右に左に身を揉むを、蹈跨ふんまたがりて捩揚ねぢあげ捩揚げ、蒲田は声を励して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
宮は跂返はねかへさんとしが、又おさへられて声も立てず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)