“蹈跨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふみまたが50.0%
ふんまたが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは大磐石を胸に落し、我その上に蹈跨ふみまたがって咽喉のどめ、五体に七筋の蛇をまとわし、きばある蜥蜴とかげませてまでのろうたが、頑として退かず、悠々と歌を唄うに、折れ果てた。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
風早も事のあまりに暴なるをこころよしと為ざるなりき。貫一はおどろきて、撥返はねかへさんと右に左に身を揉むを、蹈跨ふんまたがりて捩揚ねぢあげ捩揚げ、蒲田は声を励して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)